セラミック素材を使った被せ物・詰め物治療を行う際の注意点BEFORE
セラミック素材の被せ物・詰め物を使えば、見た目の仕上がりに優れた「歯」を手に入れることができます。しかし、審美歯科治療を受ける前には見た目だけでなく、歯の機能や役割、お口全体の健康についても正しく理解しておく必要があります。こちらのページでは、二子玉川の「歯いしゃのケンさん」が白い歯に変える前に知っておくべきことについてご説明します。
「土台」の重要性
被せ物などの人工歯を取り付ける前に、まずは土台からしっかり治すことが必要です。どんなに上質な被せ物を装着しても、土台がぐらぐらではすぐに外れたりダメになったりしてしまうでしょう。患者さんは、1年や2年のために上質な被せ物を選んでいるわけではありません。一生使っていきたいからこそ、良い物を選んでいるのです。優れた被せ物を末長く維持できるかどうかは、しっかりした土台の構築にかかっていると言えるでしょう。
歯周病をしっかり治療して歯周組織を改善
人工歯の下(内部)にいくら丈夫なコア(芯)を埋め込んだとしても、土台となる歯周組織(歯ぐきや歯を支えている顎の骨など)が歯周病によって溶かされていてはすぐにダメになってしまいます。そのため、被せ物治療などを行う際には、まず歯周病治療を行い、歯ぐきや顎の骨の健康状態を改善なければなりません。また、歯周病は非常に再発しやすい病気なので、治療が終わった後も予防ケアを欠かさず、正しい生活習慣を心がける必要があります。
虫歯の再発は被せ物の天敵
根管治療は、ひどいむし歯であっても抜歯をせずに歯の機能を回復できる画期的な治療法です。しかし、細菌に冒された根管内の神経や血管をしっかり除去し、すき間なく薬剤を充填しなければ、根管内でむし歯が再発してしまう恐れがあります。むし歯菌によって土台が再び崩されてしまうと、被せ物を外してもう一度土台の治療を行わなければなりません。そのため、健康な歯と口腔内環境を維持するためには、確実な根管治療を行う必要があります。
白い歯(セラミック素材)のさまざまなメリット
歯の詰め物・被せ物として一般的なのは銀歯です。しかし、保険適用の銀歯には費用が安く済むというメリットがある一方で、見た目や付け心地を追求することは難しいと言えるでしょう。そこで最近では、セラミック素材を用いた審美歯科治療を希望される患者さんが増えてきています。
- セラミックの色調をご自身の歯の白さに合わせることができるので、詰め物や被せ物であることが分かりにくく、自然な見た目となります。また、軽度の歯並びも改善できます。
- 素材に金属が使われていないので、銀歯のようにイオン化して体内に入ることがなく、金属アレルギーの心配がありません。
- セラミック素材は経年劣化や変色がほとんどなく、長期間にわたって安心して使い続けることができます。また、当院の技工物には●~●年の保証がついたものもありますので、治療後も安心です。
- 銀歯にはプラークが付着しやすいという特徴があり、むし歯や歯周病を再発させるリスクを高めます。セラミック素材であれば表面にプラークが付きづらいので、そうした病気の予防にもつながります。
- 銀歯と違い、セラミック素材の詰め物・被せ物はオーダーメイドでつくられることが多いです。そのため見た目だけでなく、装着感や咬み心地など、機能的にも優れたものが手に入ります。